【インヴァスト証券】 基本情報と評判について解説

豊富な金融商品を取り扱い、FXを中心に展開をしている証券会社がインヴァスト証券です。

このインヴァスト証券は、その人気からFXを検討している方の候補に入ることも少なくありません。

その検討する方の中でも、他のFX会社と何が違うのか、どんなメリットやデメリットがあるのかを知りたい人も多くいます。

そこで今回、インヴァスト証券の特徴や評判について紹介し、基本情報にも触れながら解説しました。

この記事を読めばきっとインヴァスト証券について知ることができるでしょう。

インヴァスト証券の特徴や評判

最初にインヴァスト証券の特徴としてメリットやデメリットを紹介します。それらの特徴に加えて評判も絡めながら紹介していきます。

インヴァスト証券のメリット

インヴァスト証券のメリットは、

  • トライオートFX
  • スプレッドの狭さ
  • 充実した取引ツール
  • FXの多彩な取引口座が選べる

といった4つが挙げられます。

これら4つについてまとめていきましょう。

最初にトライオートFXですが、このメリットはインヴァスト証券独自の自動売買システムという点です。

このトライオートFXは、取引したい通貨ペアと取引の数量、そして自動売買を行うロジック(取引パターン)を選択することで、自動的にFXの取引を行ってくれます。

さらに中級者以上のトレーダー向けにロジックを自分でカスタマイズできるビルダー機能も搭載されているため、他のFX会社の自動売買よりも非常に自由度の高いシステムになっているのも特徴です。

また、もともと用意されたロジックも評判が高く、コアレンジャー、ハーフ、スワッパー、ハイブリッドから選択可能です。

具体的に紹介していくと、コアレンジャーはレンジ相場と呼ばれる売買が拮抗した相場状況かどうか判断して、取引パターンを変化させます。

ハーフは、一定の価格範囲(レンジ)を想定して基準を決めて、その基準を越えれば売りに出し、下がれば通貨を買うといった行動パターンです。

スワッパーは、積極的に買っていき、注文ごとに利益が出る状況でこまめに売っていくという自動売買です。

最後のハイブリッドは新機能でコアレンジャーを使って複数の通貨を同時に運用します。

このように既存の設定だけでも十分利益の狙える自動売買であり、操作も取引のパターンも分かりやすいといった評判もあります。

スプレッドの狭さも定評のあるメリットです。

スプレットとは売値と買値の差額のことを意味します。

このスプレッドが狭いということはより安く通貨を買えて、より高く通貨を売れることを意味します。

インヴァスト証券では2020年10月現在、米ドル円というメジャーな通貨ペアで0.1銭という驚異的なスプレッドを展開中です。

多くのFX会社ではここまで狭いスプレッドを設定している企業がありません。

そのため、いかにインヴァスト証券が狭い水準か分かるのではないでしょうか。

他の通貨ペアも時期によって異なるものの0.3~0.5銭程度の設定になっているものも少なくありません。

もちろんこれらのスプレッドも国内の業界水準で最狭に近いレベルです。

スプレッドが狭く、取引がしやすいのもインヴァスト証券のメリットとして挙げられるのではないでしょうか。

充実した取引ツールも魅力的です。

自動売買ができる取引ツールが用意されており、パソコンだけでなくスマートフォン用のアプリもあります。

アプリは簡単に使えることや場所を選ばずに自分で行う裁量取引や自動売買ができるというメリットもあります。

パソコン用の取引ツールもインストール不要でブラウザから操作できるます。

そのため、どんなパソコンでもネットにさえつないでログインすれば家のパソコンでも、ネットカフェのパソコンでも取引できるのも魅力です。

最後はタイプ別の取引口座が用意されている点をメリットです。

多くのFX会社は自動売買用の口座と裁量取引用の口座だけというシンプルな口座構成が少なくありません。

一方インヴァスト証券は、トライオートFX、シストレ24、FX24という3つの口座を設定しています。トライオートFXは先ほど触れた自動売買ができる口座です。

多彩な取引パターンや自分での設定、もちろん裁量取引もできるようになっています。

シストレ24は、ミラートレードを行える口座です。

ミラートレードとは他のトレーダーと同じ売買の動きを行うもので、最近の運用成績を見ながらミラートレードしたい売買を行っている動きを選択します。

利益の上げ方が自分では理解しにくいのは難点ですが、複雑な売買パターンを気軽にまねできるメリットがあります。

FX24はシンプルな裁量取引専用口座です。

高度なチャート分析を可能とし、スピーディーなワンタッチ発注もできます。

確かにトライオートFXの口座でも裁量取引ができます。

しかし、このFX24に比べると、若干裁量取引がしにくい環境であり、純粋に自分の判断でトレードしたい場合にお勧めできる口座です。スプレッドが変動するので、そういったものを見ながら自己判断で臨機応変に取引可能な口座でもあります。

このように個性の異なる口座が選べるのもメリットです。

4つのメリットはいずれも評判が高く、ネガティブな口コミは比較的少ない傾向です。

インヴァスト証券のデメリット

インヴァスト証券には残念ながらデメリットもあります。

それは、

  • トライオートFXの手数料
  • デモトレードができない
  • 通貨ペアの少なさ

と言った点です。

そして、これら3つのデメリットはインヴァスト証券の評判の悪いポイントでもあります。

トライオートFX口座は便利な自動売買のシステムですが、利用には手数料が発生するというのが弱点です。

その金額は1,000通貨あたり片道5~20円、一回の売買取引を行うと動かした通貨量によって、それだけの金額が発生します。

わずか数十円と、そこまで高い金額ではありません。

しかし、一日中頻繁に取引を行うと月間にしてかなりの手数料になることも多い傾向で。

そのため、為替差益以外にもこういった手数料を考えながら取引する必要があります。

もちろん取引額が少額な上、その回数が少ないのであれば、そこまで気になるデメリットではありません。

しかし、損切りのような取引になってしまっても手数料が発生するという点には注意しておきましょう。

デモトレードができないのもデメリットです。

インヴァスト証券は魅力的な取引方法が選べますが、実際はどうなのか試してみたい方も少なくありません。

しかし、費用のかからないデモトレードが用意されていないので、実証するには少額のトレードを行って身銭を切る必要があります。

もっとも、インヴァスト証券側から考えればデモトレードを行うと処理の負担が大きくなります。

実際のトレードをしているクライアントの約定力が低下するなど不都合なことも問題です。

そういったことを回避する意味でも行っていない可能性がありますが、デモトレードがないというのは弱点と言えます。

通貨ペアも少なめで、評判がよくありません。

口座によって12~17ペア程度と他のFX会社よりも少ない傾向です。米ドルやユーロなどメジャーな通貨、あるいはクロスと呼ばれる日本円ベースのペアで取引している場合は、そこまで支障がありません。

しかし、米ドルベースのドルストレートやマイナーな通貨でのトレードを希望している方には物足りなさを感じます。

さらにその点はネガティブな評判になってしまっています。

全体的にデメリットは少ないものの、インヴァスト証券は費用がかかることや通貨ペアの選択肢が少ないと言った弱点を持っているのは確かです。

インヴァスト証券の取引ツール

インヴァスト証券の取引ツールは、大きくパソコン版とアプリ版に分けられます。

これらの取引ツールはいずれも扱いやすく評判も高い取引ツールとして知られています。

そんなインヴァスト証券のツールについて、それぞれについて紹介していきましょう。

パソコン版の取引ツール

パソコン版の取引ツールは、先ほど触れたブラウザ版と立地クライアントの2つがあります。

ブラウザ版は、シンプルで分かりやすい操作感で初心者でも気軽に利用できる取引ツールです。

操作ごとにメニューが分かれているので、直感的に操作できることから中上級者が操作するにも適しています。

ブラウザ版は、幅広いユーザーに利用されやすいことから、インヴァスト証券の取引で利用される機会が多いツールです。

リッチクライアント版はインストールで利用する取引ツールで、起動や反応が早く、本格的なトレードができます。

画面のレイアウトも自由にカスタマイズできることやテクニカル指標やリアルタイムチャートが50種類以上用意されているので、中上級者も納得の仕様になっている点も特徴です。

アプリ版の取引ツール

アプリ版は、リッチクライアント版の高機能をスマートフォンに凝縮した取引ツールです。

豊富なチャートはもちろんのこと、裁量取引もしやすい注文方法の多さ、照会も行ってくれるので手元で多くの情報を利用しながら、パソコンと同等の本格的なアクションができます。

iPhone版とAndroid版が用意されているため機種を選ばない点も魅力です。

特にFX24の口座との相性が良く、迅速な取引を場所を選ばずに取引できる便利なアプリでもあります。

インヴァスト証券の基本情報

最後にインヴァスト証券の基本情報を紹介しましょう。

インヴァスト証券は1960年に創業した60年もの歴史を持つ東京の企業です。

2007年に現在の社名になって大阪から東京へ拠点を移転しました。

もともと証券会社として証券売買を中心に行っていましたが、先物取引なども手掛けるようになった経緯を持ちます。

メインの事業となっているFXについては2014年にサイバーエージェントFX(現:ワイジェイFX株式会社)の取引所為替証拠金取引事業を承継したことで本格化させました。

近年ではFXで取引をすると、ポイントがたまり、貯まったポイントを1ポイント1円としてNPO法人団体に寄付することが出来る慈善活動を行う等、様々な試みを行っている企業です。