FXTFはゴールデンウェイ・ジャパン株式会社が運営するFXのブランドです。
FXの導入を検討していると、多くのFX会社の中でよく目にするのがこのFXTFでもあります。
ただ、大手と呼ばれるFX会社に比べると知名度が低く、評価も賛否両論でどんなFX会社かよくわからないと感じている方も少なくありません。
そこで今回、FXTFの特徴やメリット、デメリットを始め、取引ツールの解説などを行い、どんなFX会社なのかを紹介していきます。
使ってみたいけど、どんなFX会社か分からない、そんな疑問を持っている方にとって参考になるよう、わかりやすくまとめました。
FXTFの特徴とは
FXTFの特徴は、海外の定取引ツールであるMT4の採用やFXTFオリジナルのサポートツール、取引手数料無料のものが多い、スプレッドも狭いといったものが挙げられます。
企業規模こそ大手に比べるとやや小さいのですが、市場の情報も収集して提供を行う等、裁量取引のトレーダーにも定評がある情報量です。
また90%を超える約定力についても定評があり、自分の思ったタイミングで取引を行ってくれるのが魅力といえ、高い評価を得ています。
特に約定力に関しては多くのトレーダーから特に高い評価を得ているFX会社です。
また、近年は他のFX会社も行うようになった米ドル円の0.1銭スプレッドを日本で初めて達成するなどスプレッドの狭さにこだわっていることでも知られています。
企業的な性格として、中堅規模のFX会社でありながら先進的な姿勢で運営を行っているなどユニークな試みも魅力的な点といえます。
ただ、スキャルピングと呼ばれる非常に短期間に売買を行ってコツコツと利益を上げていく取引手法を厳しく禁じている点でもネガティブな評価として有名です。
発覚後は口座凍結などシビアな対応をしてくることも少なくない、スキャルピング取引に対して毅然とした態度を取る企業でもあります。
こういったスキャルピングの扱いについては多くのユーザーが評価を厳しくしてもいるという点もある意味特徴といえるのではないでしょうか。
FXTFのメリット
FXTFのメリットは、無料で使用できるMT4、キャンペーンの豊富さ、少額取引が可能、情報開示の透明性、スリッページに強い、スプレッドの狭さにこだわっているといった点が挙げられます。
まず、人気取引ツールのMT4が利用できるのは大きなメリットです。
このツールはパソコン、スマートフォン、そしてタブレットにも対応しているツールであり、豊富なインジケーターと軽量な動作に定評があります。
この機能の充実度や使いやすさから、全世界のFX会社が対応しているのですが、日本では、その便利さに比して対応している企業が少ない傾向にあります。
その少ない企業の一つがFXTFで、外出先や端末を選ばずに高度なFX取引ができる体制を整えているといえます。
FXTFは、キャンペーンの豊富さも魅力です。
過去に行っていたものも含めると、カムバックキャンペーンと呼ばれる取引を再開したユーザー向けのキャッシュバックをはじめとして、多くのものがありました。
このカムバックキャンペーン以外にもざっと紹介していくと、紹介で最大1万円キャッシュバック、取引量ランクに応じて最大5万円のキャッシュバック、口座開設完了で2,000円プレゼントなど、現在も毎月何かしらのキャンペーンが行われています。
まずは公式サイトでキャンペーンをチェックし、自分の気に入ったキャンペーンが行われている時期に始めるのも手です。
少額取引が可能な点も魅力といえます。
たった1,000通貨から始められるというのがそのメリットです。
ちなみに、この金額は大手の10分の1となっており、経済的な敷居の低さを持っています。
例えば、大手の場合は米ドル円で最低400ドル購入しなければいけない(レバレッジ25倍で1万通貨(1万ドル)になるようにしなければいけない)のに対し、FXTFは40ドルから始められます。
この少額取引の設定によって1ドル100円のレートであれば4,000円、床屋さん1回分程度の出費でFXができる点は大きなメリットといえるのではないでしょうか。
情報開示の透明性は高い評価を得ています。
注文執行条件やスリッページについて積極的に行っているのがその理由です。
スリッページとは、注文を発注したときのレートと、実際に注文が約定するときのレートの価格差(ズレ)のことをいいます。
口コミサイトや口頭では「滑る」という表現を用いることが多くある用語です。
このスリッページが発生する可能性を公式サイトなどでキチンと開示しているのが特徴です。
こういったFX会社にとって不都合な情報は隠されることが多いのですが、きちんと開示している点においてクリアな取引を行えるという印象を与えます。
この情報開示の姿勢もFXTFの大きなメリットといえるでしょう。
スリッページに強いのも強みです。
処理能力が高いため、スリッページ自体が起こりにくいう特徴があります。
そのうえ、多少のスリッページであれば注文価格で約定を行うなどFXTF側でフォローを入れてくれるという懐の広さも魅力です(ただしシステム約定許容幅の範囲)。
こういったメリットから注文も安心してでき、裁量取引もしやすい環境を整えています。
最後がスプレッドの狭さにこだわっているという点です。
日本ナンバーワンの最狭スプレッドへ挑戦すると公式サイトでも宣いしていることからも、そのこだわりをうかがい知ることができるのではないでしょうか。
実際に国内で初めて米ドル円のスプレッドを0.1銭にした実績から、こういったスプレッドを狭くした運用のノウハウをFXTFは持っています。
例えば、ドルストレートもユーロとのペアでは0.2pips、ユーロと日本円のクロス円ペアでは0.3銭と国内のFX会社の中でも非常に狭い範囲です。
この狭さは多くのユーザーが評価しています。
これら6つのメリットから、少ないスプレッドで少額取引をしてみたい人やMT4を使いたい人に向いているFX会社といえるのではないでしょうか。
FXTFのデメリット
FXTFのデメリットは、成行注文ができない、スプレッドが広がりやすい、スキャルピングできないといったものが挙げられます。
成行注文とはストリーミング注文とも呼ばれる注文で、リアルタイムで提示されているレートをこちらの都合のいいタイミングで発注する方法です。
約定させたいレートの金額で注文を通すことができ、発注したタイミングが不利なレートの方へ変動した場合に約定をキャンセルできるメリットがあります。
そんなメリットのある注文方法が行えないようになっていること自体デメリットであり、一部の利用者からネガティブな評価をしています。
スプレッドが広がりやすい点もデメリットです。
確かにFXTFは業界最狭のスプレッドにこだわっています。
しかし、注文が殺到したり、市場が混乱すると、このスプレッドがいきなり広がってしまうことがあります。
こういったスプレッドの広がる傾向はどこのFX会社でも起こりやすい現象です。
しかし、FXTFは元々狭いスプレッドに設定している分、より変化しやすいといえます。
例えば、FXTFが0.1pips、他のFX会社が0.5pipsのスプレッドを提供していたとしましょう。
市場が混乱し、0.5pipsのレートでようやく取引の処理が維持できる水準になった時、他の会社は0.5pipsのままで変化しない場合がほとんどです。
一方、FXTFの場合は0.2や0.3あるいは耐えかねて0.5pipsになることがあります。
他が0の変化量に対し、FXTFは0.1~0.4もの広がりが起こってしまう変化です。
こういったデメリットを持っているので、FXTFのスプレッドは非常に不安定な印象を受けるという意見もあります。
最後のデメリットがスキャルピングの禁止です。
自動売買のシステムが充実しているMT4はスキャルピングを行うツール(EA)も充実しています。
しかし、FXTFでこのスキャルピングを行うと、FXTFが感知し次第、最初にメールで警告を出し、この事態が続くようであれば取引停止や口座凍結を行います。
これはとても評判が悪くFXTF最大のデメリットです。
FXTFの取引ツール
FXTFの取引ツールはMT4を中心にFXTFオリジナルのMT4用ツール、FXTF未来チャートという3つが挙げられます。
MT4は、先ほども触れている多彩なインジケーターやEAと呼ばれる自動売買、そして軽快な動作がメリットの取引ツールです。
この取引ツールはスマートフォンやタブレットでも使えて、どこでも高度な取引ができるメリットがあります。
そんなMT4のためのツールをFXTFは用意しています。
オリジナルのツールとして、FXTFのトレーダー限定で公開しているもので、有名トレーダーのインディケータ、ライン2本表示版MACD、チャート操作ツール、経済カレンダーや日本時間表示等を行ってくれる情報表示ツール、そして注文・ポジション管理ツール等です。
これらのツールは、MT4を日本人トレーダー向けにより分かりやすく、便利にしてくれるツールでもあります。
また、FXTF未来予測チャートは、これまでの傾向から今後の展開を推定してくれるツールです。
厳密な予想はできませんが、大まかな投資の指針にはなります。
これら3つのツールによって取引が可能です。
FXTFの基本情報
FXTFの基本情報を最後に紹介しましょう。
2006年にエフエックスフォー・ジャパンとして東京で設立され、当初からFX業務を行っていました。
その後、先進的な取り組みとして24時間取引可能な「FXトレード」や売買支援サービスとして投入された「マットFXTF方程式」、自動売買の「オートFX」、MT4 が使えるFXTF MT4などを導入。
2012年にはシンガポールのFXTF HOLDINGS Pte. Ltd.の傘下となり、2019年4月1日にゴールデンウェイ・ジャパン株式会社へ名称を変更しました。
MT4を気軽に使ってみたい方やスプレットの狭いFX会社を探している方、透明性の高さにこだわっている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。